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9784838607945

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平安朝の文学と文化

紫式部とその時代
書名かな へいあんちょうのぶんがくとぶんか むらさきしきぶとそのじだい
著者(編者)名 川村裕子 編
著者(編者)名かな かわむらゆうこ
ISBNコード 978-4-8386-0794-5
本体価格 12,000円
税込価格 13,200円
判型 A5判上製カバー装
頁数 550頁
刊行日 2024年4月26日

推薦のことば      原岡文子


序          川村裕子

『三条右大臣集』試論             荒井洋樹
紫式部の歴史認識─光源氏の人生にそくして   今井 上
古典文学における性的同意
   ─紫式部とその時代と、私たちの時代のために─
                       大津直子
『源氏物語』橋姫巻の和歌解釈─大君は落涙したか─
                       岡田貴憲
紫式部における漢籍女房と歌人女房
   ─『紫式部日記』の消息文から─     河添房江
『紫式部日記』十一日の暁の記の表現について
   ─「紫式部日記絵巻」との相関から─   川名淳子
文付枝という文化─『蜻蛉日記』の「うつろひ菊」を中心に─
                       川村裕子
下田歌子と『源氏物語』─女子教育黎明期の平安文学─
                       久保貴子
藤原賢子三題─転換期の摂関家と王家─     栗山圭子
皇太后藤原姸子の正月儀礼         東海林亜矢子
『源氏物語』において揺り戻される時間     陣野英則

対峙する「光源氏」─平安朝後期物語にあらわれた源氏物語─
                       須藤 圭
紫式部の三つの著作              高木和子
紫上の死地
  ─『源氏物語』「御法」巻における即日葬送をめぐって─
                       竹内正彦
『紫式部日記』首欠説をめぐって─中世からの視野─
                      田渕句美子
『夜の寝覚』における女房たちとの恋      千野裕子
寺院空間としての法成寺
   ─その混沌と、女房たちの「その後」をめぐって─
                       中村成里
小袿における時代性
   ─色彩・かさね色目の表現を中心として─
                      畠山大二郎
平安文学と遣唐使─物語に寄り添う制度と文化─ 原 豊二
『紫式部日記』の藤原道長─硯・召人・『源氏物語』など
                       福家俊幸
解釈と注釈そして文学としてあることの狭間で
   ─源氏物語英訳における文学的美意識─ 緑川眞知子
『夜の寝覚』の故老関白─記憶・予言・言説─  宮下雅恵
平安期の女房装束─〈禁色〉をめぐって─    諸井彩子
『栄花物語』における藤原道長最晩年期の造型
   ─光源氏の投影について─        山本淳子
モノから読む『和泉式部日記』
   ─「木の下闇・青草」「築土」「小舎人童」攷
                       渡辺開紀

終わりに                   川村裕子
本書掲載論文の概要
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